再論 東京裁判

何を裁き、何を裁かなかったのか

著者 田中 利幸 編著
ティム・マコーマック 編著
ゲリー・シンプソン 編著
ジャンル 歴史・地理・伝記
出版年月日 2013/12/25
ISBN 9784272520992
判型・ページ数 4-6・616ページ
定価 7,480円(本体6,800円+税)

日本、中国、韓国、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド等の、国際人道法、国際刑事法、日本近現代史などを専門とする第一線の研究者たちが、「勝者の裁き」とされる東京裁判を新たな視点から分析する。

まえがき(ジェラルド・ブレナン卿)
編著者による日本語版序文

第一部 総合的分析
 「人道上の裁き」か「勝者の裁き」か(藤田久一)
 東京裁判を書く(ゲリー・シンプソン)
 東京裁判の社会的インパクト(二村まどか)

第二部 被告人
 被告人選定過程(粟屋憲太郎)
 昭和天皇の不訴追をめぐる一背景(横島公司)

第三部 判事
 ノースクロフト判事(アン・トロッター)
 ベルナール判事(ミカエル・ホー・フイ・サン)
 パトリック判事(ボノミー卿)/
 レーリンク判事(ロバート・クライヤー)
 パル判事(中島岳志)

第四部 訴訟手続き
 起訴内容と判決(戸谷由麻)
 指揮権責任問題(ギデオン・ボアス)

第五部 裁かれなかった犯罪―中国と朝鮮
 七三一部隊不訴追の意味と原因(常石敬一)/
 東京裁判が中国に残した遺産(ジア・ビンビン)
 忘れられた犠牲者、忘れられた被告人(クォン・オゴン)

第六部 裁かれなかった犯罪―「慰安婦」
 知識と責任(ウスティニア・ドルゴポル)
 集合的記憶としての沈黙(ニコラ・ヘンリー)
 女性の身体と国際刑事法(ヘレン・ダラム、ナレーレ・モリス)

第七部 裁かれなかった犯罪―原爆、戦略爆撃、アヘン
 原爆投下、東京裁判、そして下田裁判(田中利幸)
 都市への焼夷弾攻撃(イアン・ヘンダーソン)
 アヘン問題(ニール・ボイスター)

第八部 今日的意味
 今日につながる東京裁判の意義(サラ・フィニン、ティム・マコーマック)

監訳者あとがき
執筆者紹介
索引

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