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戦争を描くリアリズム

石川達三・丹羽文雄・田村泰次郎を中心に

小林多喜二の虐殺とプロレタリア文学運動の崩壊後、作家たちはどのようなリアリズムをもって日本社会や戦争を描こうとしたのか。

著者 尾西 康充
ジャンル 芸術・文学
出版年月日 2014/12/15
ISBN 9784272612314
判型・ページ数 4-6・160ページ
定価 本体2,800円+税

小林多喜二の虐殺とプロレタリア文学運動の崩壊後、作家たちはどのようなリアリズムをもって日本社会を描こうとしたのか。南京事件を描いた石川達三、従軍慰安婦を作品の素材にすえた田村泰次郎、丹羽文雄らの作家を取り上げる。

はじめに
(1)「文学新聞」の実践
(2)プロレタリア文学の大衆化
(3)イデオロギーあるいは世界観とリアリズム
(4)報告文学の継承
(5)戦争文学とリアリズム

第一章 『蒼氓』と移民・棄民
第一節 石川達三『蒼氓』
(1)サンパウロ大学日本研究所
(2)国立海外移民収容所
(3)傍観者的観察態度
(4)承認をめぐる闘争
(5)作家的出発
第二節 移民船から蟹工船へ
(1)帝国日本の植民地主義
(2)多喜二「不在地主」
(3)北海道開拓からブラジル開拓移民へ
(4)蟹工船と笠戸丸
(5)山里アウグスト「東からきた民」

第二章 出版検閲と『生きてゐる兵隊』
第一節 小林多喜二「不在地主」と「党生活者」
(1)「党生活者」
(2)雨宮庸蔵
(3)「不在地主」
(4)商業主義
(5)「中央公論」と「改造」
(6)再び「党生活者」
 第二節 石川達三『生きてゐる兵隊』
(1)発売頒布禁止処分
(2)反軍思想
(3)南京掃討戦
(4)クローズアップとデフォルメ

第三章 戦争を描くリアリズム
第一節 丹羽文雄
(1)大東亜文学者大会
(2)「海戦」
(3)「報道班員の手記」
(4)「還らぬ中隊」
(5)「篠竹」
(6)発売頒布禁止と執筆禁止
第二節 田村泰次郎
(1)三島由紀夫「牡丹」
(2)「ある死」
(3)「肉体の悪魔」
(4)「肉体の悪魔」自筆原稿
(5)張沢民の戦後

あとがき
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