中東と日本の針路

「安保法制」がもたらすもの

総勢40人の中東研究者たちが、「安保法制」に警鐘を鳴らし、激動する情勢を読み解くとともに、日本=中東関係の未来を展望する。

著者 長沢 栄治
栗田 禎子
ジャンル 政治・社会・労働
出版年月日 2016/05/20
ISBN 9784272211135
判型・ページ数 4-6・264ページ
定価 本体1,800円+税

紛争と戦火が絶えず、混迷を深める中東。「安保法制」の成立によって、この地域に日本が軍事的にかかわる危険が高まっている。中東研究者たちが警鐘を鳴らし、激動する情勢を読み解くとともに、日本=中東関係の未来を展望する。

はしがき 長沢栄治・栗田禎子 

第Ⅰ部 岐路に立つ日本と世界―日本はどこに向かおうとしているのか
第1章 「安保法制」と中東 栗田禎子 
第2章 「安保法制」論議の足元を考え直すための視点三つ 板垣雄三 
第3章 中東研究者として「対テロ戦争」とグローバル化に抗する 臼杵陽 
第4章 イスラエル化する日本社会――「戦争」と「民主主義」のゆくえ 田浪亜央江 
第5章 大悪魔のゆくえ――社会不安と敵愾心の醸成  山岸智子

第Ⅱ部 中東と世界で起きていること
第6章 イラクの現在を検証する――戦争がもたらした政治社会の混乱 山尾大 
第7章 シリア内戦の途中検証――私たちは何を誤ったのか 黒木英充 
第8章 変容する湾岸情勢とアメリカのジレンマ--日本のとるべき道は? 宮田律 
第9章 ISの海外展開と「対テロ戦争」の限界 佐原徹哉 
第10章 なぜ、「イスラーム国(IS)」と呼ばれるべきではないのか?--中東融解とダーイシュの帝国主義補完機能をめぐって 鈴木規夫 

第Ⅲ部 日本の軍事大国化と中東
第11章 中東では軍事よりソフト・パワーで――「いつか来た道」と「対米従属」 水谷周 
第12章 「中東危機」と日本外交の変質の三〇年 尾崎芙紀 
第13章 イスラエルと日本――強化される協力関係  役重善洋 
第14章 「積極的平和主義」とODA――対パレスチナ支援に見る平和との乖離 小田切拓 
第15章 南スーダンの平和と日本――紛争の「現場」から 飛内悠子 

第Ⅳ部 いま私たちがやるべきこと――平和憲法と日本の外交力
第16章 中東の悲劇に対して市民ができること 長沢栄治 
第17章 中東研究者が今考えること――戦争体験・アルジェリア独立・チュニジア市民の力 宮治美江子 
第18章 宗教の暴力を防ぐために――イスラームをめぐる平和をめざして 塩尻和子 
第19章 中東と世界の未来のために――歴史的正義回復に向けた市民運動を 岡野内正 

メッセージ篇 私たちはなぜ「安保法制」に反対するのか
友好の貯金を大切に 片倉邦雄/平和国家への信頼を裏切る安保法制 坂井定雄/日本への信頼感を失わせる安保法制 新妻仁一/名誉ある「日本ブランド」の崩壊 平井文子/『孫子』の教訓 清水学/戦争は最大の環境破壊 向後紀代美/中東研究者のいらだち 加藤博/中東研究と日本 設樂國廣/民衆憲法の創造 三浦徹/教育の視点から見る「安保法制」 小林春夫/タテマエとホンネ 嶺崎寛子/日常的「安全保障」の終わり? 鳥山純子/われわれに問われていること 井上あえか/安保法制に反対する個人的で感情的な理由--あるいは「国益」と「価値観」の不可解 森山央朗/「守り人が実は泥棒」 鈴木啓之/日本の鏡としてのトルコ 秋葉淳/イスラエルの歴史が示すもの 鶴見太郎/日本・中東をつなぐアメリカ主導の「民主化」 金城美幸/オルタナティヴな積極的平和主義をめざして 鷹木恵子/日本を「戦争のできる国」へさせないために 宇野昌樹/今こそ「平和的小国」が果たす役割 酒井啓子

資料篇 
参考図書

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