不可視の性暴力

性風俗従事者と被害の序列

性暴力のなかで最も不可視化されている「性風俗従事者」に対する被害の実態を詳らかにし、状況改善のための糸口を探る。

著者 田中 麻子
ジャンル 政治・社会・労働
出版年月日 2016/08/24
ISBN 9784272350421
判型・ページ数 4-6・360ページ
定価 本体4,800円+税

性暴力は他の犯罪に比べて被害申告率が低く、支援を求められない被害者が多く存在する。なかでも不可視化されているのが「性風俗従事者」に対する被害である。本書はその理由と実態を詳らかにし、状況改善のための糸口を探る。

まえがき

序章 性暴力はなぜ語られにくいのか
 一 「性暴力」とは何か
 二 性暴力の可視化と不可視化
 三 語られない性暴力
 四 「性風俗」と「性風俗従事者」

第一章 性暴力被害者の苦悩
 一 レイプ神話と被害者非難
 二 象徴的意味とスティグマ
 三 性暴力の概念化と被害者のスティグマ化

第二章 性暴力被害者の差異と序列
 一 社会的尊敬度と性暴力の不可視化
 二 「問題化される性暴力」と「性風俗従事者に対する性暴力」
 三 性風俗の二重規範

第三章 性風俗における性暴力
 一 性風俗従事者に対する性暴力
 二 従事環境に組み込まれた性暴力
 三 性風俗に従事する背景
 四 従事者の身体的・精神的負担

第四章 性風俗従事者に対する性暴力の不可視化 
 一 加害者による不可視化
 二 周囲による不可視化
 三 被害者自身による不可視化
 四 スティグマと不可視化の構造

第五章 性暴力を可視化する
 一 「性暴力」を語るまで
 二 性暴力被害を語る力
 三 性暴力被害を聴く力

終章 性暴力のありか
 一 「問題」の可視化
 二 性暴力の加害責任
 三 「部外者」から「聴き手」になる

付記 性暴力被害者へのインタビュー調査方法

あとがき

事項索引
人名索引
参考文献
資料
付録

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