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老後不安社会からの転換

介護保険から高齢者ケア保障へ

介護保険の問題点を整理。地域包括ケアシステムの現在を見据え、それらの抜本改革から高齢期ケア保障を実現する展望を示しだす。

著者 岡﨑 祐司
福祉国家構想研究会
ジャンル 政治・社会・労働
社会福祉・社会保障
シリーズ 新福祉国家構想
出版年月日 2017/11/15
ISBN 9784272360765
判型・ページ数 4-6・400ページ
定価 2,640円(本体2,400円+税)
「介護の社会化」とは程遠く、ますます「自己責任化」へと向かう介護保険の問題点を整理。近年急展開を遂げる「地域包括ケアシステム」の現在を見据え、介護保険の抜本改革から高齢期ケア保障へと向かう展望を示しだす。
序章 介護不安制度から「権利としてのケア保障」への転換(岡﨑祐司)
第Ⅰ部 高齢者のケアを保障しえない介護保険――歴史と現在
第1章 「介護保険一七年」の軌跡と現状(林泰則)
 補論 高齢者のケアと地域保健――「社会的入院」の解消と本人が望むケアの実現へ(末永睦子)
第2章  新たな段階を迎えた介護保険制度改革(林泰則)
第3章 歪められる地域包括ケアシステム
  1 「我が事・丸ごと」をどうみるか――これは「地域共生社会」ではない(岡﨑祐司)
  2 新しい総合事業の問題点――下流に押し流されるニーズの行方(中村暁)
第4章 介護保険財政の仕組みと現状(横山壽一)
 補論 介護における保険原理主義の破綻――低所得、無貯蓄高齢者の急増(後藤道夫)
第Ⅱ部 権利としての高齢者ケア保障の確立へ
第5章 生活と自治と権利の地域ケアシステムをつくる(岡﨑祐司)
第6章 地域ケアシステムにおける医療・福祉・居住(岡﨑祐司)
第7章 ケアのナショナルミニマムの確立へ(末永睦子)
第8章 高齢者ケアの財政論――介護保障のために(横山壽一)
第9章 介護保障につなぐ制度改革(林泰則)
おわりに 福祉国家ビジョンと介護保障(後藤道夫)

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