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刑務所しか居場所がない人たち

学校では教えてくれない、障害と犯罪の話

刑務所は、世間から排除された障害者が最後に行きつく福祉施設だった!? 福祉と司法の隙間に落ちる人々の実態を鋭く、優しく描く。

著者 山本 譲司
ジャンル 政治・社会・労働
児童・ヤングアダルト
出版年月日 2018/05/15
ISBN 9784272330935
判型・ページ数 4-6・168ページ
定価 1,650円(本体1,500円+税)
刑務所は、世間から排除され続けた障害者が最後に行きつく「福祉施設」だった!?

自身の服役経験から現実を知り、触法障害者や出所者の支援に奔走する著者が、
福祉と司法のすきまに落ちる人々の実態を鋭く、優しく説き起こす。


序章 僕は刑務所を誤解していた

第1章 シャバに出るのが怖い!

1 刑務所にいるのはどんな人?
2 受刑者の10人に2人は知的障害者
3 「ぶっそうなご時世」っていうけれど
4 「るいはん障害者」ってだれのこと?
5 障害があるから罪を犯すわけじゃない
6 塀の中だって高齢化
7 刑務所が福祉施設になっちゃった
8 刑務官の子守唄
9 家族はいるの? どんな人?
10 刑務所を出ても、行くあてがない

第2章 司法は僕らを守ってくれないの?

1 その“調書”、うそだって気づいて裁判官!
2 「責任能力」って何だろう
3 弁護士だって仕事を選ぶ
4 医療刑務所は高嶺の花
5 法務省も満期出所後は追えない

第3章 とても優しくて、少し鈍感な福祉の世界

1 「障害者手帳」は福祉のパスポート
2 障害があるのに.「障害者」と認めてもらえない
3 軽度の障害者だけじゃ福祉施設が運営できない
4 障害者の「自立」はだれのため?
5 「福祉の刑務所化」が怖い!

第4章 「不審者は無視」じゃ安心な社会は築けない

1 その「善意」がだれかを排除する
2 必要なものだけど、わたしの近くには作らないで。お願い
3 刑務所はぜいたく?
4 被害者の気持ちはどうなるの?
5 障害者ってどんな人?
6 障害のある人に、どう接する

第5章 彼らを排除しなければ自分も排除されない

1 走り出した刑務所改革
2 出所後の再スタートを支える「出口支援」
3 障害者手帳がなくても困らない
4 刑務所以外の行き先を探す「入口支援」
5 「協力雇用主」は増えたけれど
6 「支援」と「役割」で人は変わる

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