近刊

最低賃金1500円がつくる仕事と暮らし

「雇用崩壊」を乗り超える

今、〈最賃1500円運動〉への期待が広がっている。地域経済を元気にする戦略など、その実現が切り開く社会への展望を示す。

著者 後藤 道夫
中澤 秀一
木下 武男
今野 晴貴
福祉国家構想研究会
ジャンル 政治・社会・労働
出版年月日 2018/10/15
ISBN 9784272310531
判型・ページ数 4-6・256ページ
定価 本体2,000円+税
年功賃金の崩壊と労働市場の激変、非正規雇用だけでなく正社員にも低所得層が増加するなかで、
〈最賃1500円運動〉への期待が広がっている。
最賃引き上げで地域経済を元気にする戦略など最低賃金1500円が切り開く社会への展望を示す。
第1章 最低賃金1500円は社会をどう変える?――家計補助賃金からリビング・ウェイジへ  
1.日本の最低賃金は、なぜこれほど低いのか?(後藤道夫)
 トピック① AEQUITAS(エキタス)と「#最低賃金1500円になったら」(栗原耕平)
 トピック② 子どもの貧困から見た地域格差と最賃格差(戸室健作)
2.「ふつうの暮らし」がわかる――生計費調査と最低賃金(中澤秀一)
 トピック③ 生計費調査から考えた、私の地域の「ふつうの暮らし」(岩崎 唯)
3.女性の貧困は最賃引き上げでどう変わる?(後藤道夫)
4.働き手がふつうに生活できる最賃へ──子育て・老後の展望を切りひらく(後藤道夫)


第2章 労働市場と働き方の現在~未来

1.労働市場はどう変わっているか――非正規就業を中心に(伍賀一道)
2.正社員労働の変容と最低賃金――「働き方改革」と関連して(今野晴貴)
3.「新産業構造ビジョン」と最低賃金の意義 AI、インダストリー4.0、IoT(今野晴貴) 
4.公共サービス労働と業種別・職種別最低賃金――保育労働を素材に(蓑輪明子)


第3章 最低賃金の歴史と思想

1.日本の労働運動と最低賃金闘争(小越洋之助)
 トピック④ 最賃審議会に民主的ルールを――「鳥取方式」の実践(藤田安一)
2.最低賃金制とナショナル・ミニマム論(木下武男)
 トピック⑤ 最低賃金と協約賃金(浅見和彦)
 トピック⑥ イギリスの最低賃金制度(遠藤公嗣)
 トピック⑦ アメリカの最賃運動・地域運動の展開(小谷 幸)
 トピック⑧ ドイツ・フランス・韓国の最低賃金(中澤秀一)
3.政党・労組・論壇は、最低賃金をどう見ているのか?(戸室健作)  


第4章 大資本に対する防波堤としての最低賃金――地域経済と中小企業

1.最賃引き上げと地域内再投資(岡田知弘)
 トピック⑨ 地域経済は何を求めているか(北海道労連)
 トピック⑩ 自治体首長も賛同する「東北6県 最賃引き上げキャラバン」(中村健)
2.中小企業も地域経済も元気にする道(岡田知弘)
 トピック⑪ 公契約条例と最低賃金(川村雅則)  


終章 社会的危機を救う──最賃1500円と福祉国家型生活保障

1. 座談会 最低賃金を下層社会の現実から捉え返す(藤田孝典・今野晴貴・後藤道夫)
 トピック⑫ 年収270万円でも暮らせる社会へ――時給1500円×1800時間労働の実現にむけて(北口明代)
2.最低賃金と社会保障・教育保障・住宅保障(後藤道夫)

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