不登校セラピー

再登校率88%のカウンセリング

不登校の原因は学校の人間関係によるストレスの記憶である。その記憶を除去し、高確率で再登校を可能にした事例と手法を明かす。

著者 新井 てるかず
出版年月日 2010/06/18
ISBN 9784272412075
判型・ページ数 4-6・256ページ
定価 1,980円(本体1,800円+税)

不登校の原因は育て方や子どもの心の弱さではない。学校の人間関係によるストレスの記憶が蓄積され、脳が登校を強制的に回避させているのである。その「記憶」を除去することで高確率で再登校を可能にした事例と手法を明かす。

はじめに
●東宮バッシングに喝!
●親の育て方は原因ではない!
●本書の前提

第1章 「心の癒し」は惨敗した
最高の心理療法が少女を救った。が…
最高の心理療法は少女を地獄に追い込んだ
●身体症状を陰から支配するモノ
●ゴミカウンセラー、ついに打つ手なし
●「いじめの記憶」をねらえ!
●大逆転! そして天動説は崩れ落ちた…

第2章 真の原因を解決せよ!
原因不明の不登校
●挫折(男子高校生、USさん)
●拒食症と引きこもり(女子中学生、CNさん)
●自殺願望と繊維筋痛症(女子高校生、FRさん)
●ナルコレプシーと突発性難聴(女子中学生、ナツキさん)
重い状態の不登校
●人間嫌悪と対人恐怖(女子中学生、DKさん)
●抑うつと強迫神経症、離人症(女子高校生、RUさん)
●集団リンチ(女子中学生、ESさん)

第3章 子どもを狂わせるストレスの本質
不登校を引き起こすストレスの種類
対人関係のストレスの3因子
最重要因子は映像の記憶である
記憶を傷つけられた子どもがたどる道
①身体面の変化
②精神面の変化
③知性・気力の変化
④行動の変化
ストレスの種類と身体症状・精神症状の関係
①ストレスの種類による悪影響
②子どもの関係性による悪影響
③身体症状および精神症状から推定される過去のストレス
パンドラの箱効果
不登校の3段階
①初期
②中期
③末期
事実の記憶が悪影響を及ぼすケース
脳の判断材料と不登校の理論的メカニズム
つまりわかりやすく説明すると?
●通り魔
●骨折
スクールカーストが子どもの記憶を蝕む
親の原因と責任

第4章 不登校セラピー
不登校セラピーの進め方
始める前に
●リスク
●デメリット
●不向きなタイプ
●メリット
●準備と注意点
第一段階 質問
●聴き方のポイント
●質問パターン
●ストレス作因に突っ込む
●幼稚園、小学校時代
●子どもが他人を悪く言わない場合
●自ら生み出したストレスが原因と推定される場合
第二段階 記憶の除去
●モデルケース
●記憶の除去の法則
●TFT(思考場療法)とは?
●有毒な記憶を無毒化するテクニック
●TFTの構造
●経絡の位置とタッピング
●ナイン・ガミュートとアイ・ロール
●点数化
●意識の集中法
●タッピング
●タッピング中の変化
●注意点
●点数が減らない場合
第三段階 心の問題の除去
●不安
●さまざまな対応
●行動を制限する感情
●不登校期間中の親の対応
第四段階 再登校促進
第五段階 登校の安定化
①対人関係のストレスを与えないこと
②良好な人間関係を築く
第六段階 別問題への対応
実例1 いじめによる不登校(女子高校生、SEさん)
実例2 離人症のRUさん
効果の発現
1 重い状態の子
2 軽い状態の子
3 その他
大人のうつと不登校の共通点とは?
簡易版の提案
●記憶テスト
●TFTの適用
頭の体操 カホちゃんの再登校をデザインしてみよう
【例題1】
【例題2】
【例題3】
【例題4】
【例題5】

第5章 まとめと提言
まとめ
●記憶が不登校を引き起こすメカニズム
●子どもにどういう記憶を与えてはいけないのか?
提言
●内閣総理大臣、文部科学大臣へ
●医師へ
●不登校の子どもへ――君は卑怯じゃない
●不登校の予防方法
●子育てのポイント

あとがき
参考文献、連絡先

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