『「慰安婦」問題と未来への責任』刊行記念公開書評会

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◎日韓「合意」を再検証した書◎

『「慰安婦」問題と未来への責任――日韓「合意」に抗して』の刊行記念として、

以下の公開書評会を行います。

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2018年2月24日(土)13:00~16:30(開場12:30)

津田塾大学  千駄ヶ谷キャンパス・3階 SA305教室


【評者】

  • 宮城晴美(沖縄近現代史、ジェンダー史)
  • 加藤圭木(朝鮮近現代史)
  • 鵜飼哲 *予定(フランス文学・思想)


 【韓国から特別報告】

  金昌祿(法史学/慶北大学法学専門大学院教授) 


*      *       *


日韓両政府が発表した日韓「合意」(2015年)から2年。
韓国で「被害者の意見が反映されなかった」という「合意」検証結果(2017年12月)が
発表されて、「慰安婦」問題が再び注目されています。
検証では「裏合意」まで明らかにされ、これを受けて文在寅大統領は、
「合意」には「手続き的にも内容的にも重大欠陥」があったと認めました。
日本のメディアは相変わらず「合意を順守すべき」などと安倍政権べったりの報道ですが、
「慰安婦」問題はまたひとつの山場を迎えています。

本書は、日韓の識者が、日韓「合意」(第1章)と新旧の歴史修正主義(第2章)を徹底検証し、
被害者の声を受けとめた解決と未来にむけて果たすべき責任(第3章)を探っています。

公開書評会では、沖縄から宮城晴美さんをお招きし、加藤圭木さん、鵜飼哲さん(予定)を評者とし、
執筆者たち(一部)も参加して、本書と「慰安婦」問題の現在・未来について、思う存分に語り合います。

 

資料代■500円(学生無料)

事前申込制■higashiasia2018@gmail.com

       TEL080 9429 8739(近現代東アジア研究会)

アクセス■津田塾大学  千駄ヶ谷キャンパス・3階 SA305教室

http://www.tsuda.ac.jp/about/access/sendagaya.html

JR総武線「千駄ヶ谷」徒歩2分

都営大江戸線「国立競技場」A4出口徒歩2分

メトロ副都心線「北参道」徒歩10分

 

主催■『「慰安婦」問題と未来への責任』編著者

   津田塾大学国際関係研究所 近現代東アジア研究会

協賛■大月書店

 

【評者プロフィール】

  • 宮城晴美(沖縄近現代史、ジェンダー史)

1949年沖縄県座間味村生まれ。雑誌編集者を経て那覇市役所で那覇女性史(前近代~現代。全3巻)編さんに携わる。定年退職後は、琉球大学等県内三大学でジェンダー論や沖縄近現代史などの講義を担当するかたわら、1994年から沖縄県史編集委員として県史編さんに関わり、2016年、はじめて女性の視点で綴った通史『沖縄県史 女性史』(沖縄県教育委員会)を刊行する。単著に座間味島の「集団自決」を書いた『母の遺したもの』(高文研)、共著多数。

 

  • 加藤圭木(朝鮮近現代史)

1983年生まれ。一橋大学専任講師。専門は朝鮮近現代史。主要著作『植民地期朝鮮の地域変容』(吉川弘文館、2017)、「日本の朝鮮侵略史と朝鮮人の主体性」(東京歴史科学研究会編『歴史を学ぶ人々のために』岩波書店、2017)、「「慰安婦」問題をめぐる法廷闘争」(歴史学研究会編『第四次現代歴史学の成果と課題3 歴史実践の現在』績文堂出版、2017)。吉見義明さんの名誉毀損訴訟の支援団体事務局長を務めた。

 

  • 鵜飼哲 *予定(フランス文学・思想)

1955年東京都生まれ。現在、一橋大学大学院言語社会研究科教員。専攻はフランス文学・思想、ポスト植民地文化論など。著書に『原理主義とは何か』(共著1996)『償いのアルケオロジー』(1997)、『抵抗への招待』(1997)、『国民とは何か』(共編著、1998)、『応答する力』(2003) 、『主権のかなたで』(2008)、『ジャッキー・デリダの墓』(2014)など。



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