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差別はたいてい悪意のない人がする

見えない排除に気づくための10章

あらゆる差別はマジョリティには「見えない」。日常の中にありふれた 排除の芽に気づき、真の多様性と平等を考える思索エッセイ。

著者 キム ジヘ
尹 怡景
ジャンル 政治・社会・労働
出版年月日 2021/08/23
ISBN 9784272331031
判型・ページ数 4-6・256ページ
定価 1,760円(本体1,600円+税)




あらゆる差別は、マジョリティには「見えない」。
日常の中にありふれた排除の芽に気づき、真の多様性と平等を考える思索エッセイ。

韓国で16万部突破のベストセラー!

☆各分野の識者が絶賛!☆

「日本語上手ですね」例えばそんな褒め言葉が、誰かに苦痛を与えることもある。
多数者が変わらずに済むことを優先する社会は、少数者から「痛い」という言葉すら奪う社会でもある。
これまでずっと無視してきた痛みに、私たち全員が向き合うための一冊。
――望月優大
(「ニッポン複雑紀行」編集長)

「細かいことで差別だ偏見だと騒ぐ人が増えて、なんだか疲れる」と思ったことはありますか。
「騒ぐ人たちこそ、人を差別している」とも思うかもしれません。
どうしてこんなに“窮屈な”世の中になってしまったのか?
この本はそんな疑問に答え、頭を整理してくれます。
――小島慶子
(エッセイスト)

差別は日常的にある。いい人でも悪い人でも差別をしてしまう。
偏った正義感こそが差別につながると、この本から学んだ。
私は「差別があるのは仕方ない」と諦めるのをやめたい。
まだ見たことのない、本当の公正な社会。それを目指す道すじをこの本が教えてくれる。
――伊是名夏子
(コラムニスト、車いすユーザー)

善意、不安、無知、無関心、被害者意識……と様々な形で「バランスの是正」や
「差別の禁止」を阻んでいるマジョリティ〈多数派〉とはいったい誰なのか。
認めるのは苦しいけれど、それはおそらく俺たちのことだ。
――清田隆之
(桃山商事代表)



著者インタビュー「無自覚に他人を踏みつけないためにできること」(好書好日)







プロローグ あなたには差別が見えますか?

I 善良な差別主義者の誕生
 1章 立ち位置が変われば風景も変わる
 2章 私たちが立つ場所はひとつではない
 3章 鳥には鳥かごが見えない

II 差別はどうやって不可視化されるのか
 4章 冗談を笑って済ませるべきではない理由
 5章 差別に公正はあるのか?
 6章 排除される人々
 7章 「私の視界に入らないでほしい」

III 私たちは差別にどう向きあうか
 8章 平等は変化への不安の先にある
 9章 みんなのための平等
 10章 差別禁止法について

エピローグ わたしたち

訳者あとがき
解説 韓国における差別禁止の制度化とそのダイナミズム(金美珍)

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